ハルカの国 創作の記その28

クラウドファンディングに向けて

現状報告

二月初めに無料配布キャンペーンが終了する。
そこに合わせ第2回CFを始めるべく準備を進めている。
手がかかっているのは返礼品の制作。
前回も何件かあった「+α」のご支援にお応えしたく思い、何か良いお返しはないかと考えている。
現状、ハルカの国・前三部作記念パッケージをつくり、そちらで返礼しようかと。
版画によるポストカード四枚。(ハルカ、五木、クリ、オトラ)
記念ディスク三枚。(越冬編、決別編、星霜編)
木製ケース三つ。(越冬編、決別編、星霜編)

返礼品にはこだわりたい点が二つあり、一つは手作り。
二つ目はほがらかな素材。
ご支援に対し、値段相応のものをお返しする事は出来ない。だからこそ、気持ちで返したい。同時に、今だからこそ作れるものを作りたい。
それを叶える手段として考えたのが、多色刷り版画と、木製ケース。
版画にはなるけれど、手刷りで行うアナログ作品である。
木は国シリーズの「ほがらかさ」を見た目として、手触りとして叶えてくれる素材だと考える。
版画も木製ケースも手間がかかり、かつ材料費もかかるので大量生産は出来ない。
だからこそ、「今なら出来るお返し」としてぴったりなのではないかと考えた。
見て、触れて、飾って、「いいな」と気持ちが和らぐようなものを作りたい。
色々サイトを眺め、費用を計算しながら最良のものが作れるよう検討中でございます。

今のところ、木製表紙のリングノートを候補として思案中。
中を指定のブックに変えらる様なので、そうぞれ編の印象的なシーンやセリフを散りばめ、最後の背表紙にディスクを収納できる仕様に出来ないかと。
木製表紙は切り抜きや多色刷りも可能らしく、上手くいけば味わいのあるデザインになるのでないかと考えている。

と、返礼品の造りを先に述べたが。
返礼品、ひいては第二回CFに際して皆様にお願いしたいこと、留意して頂きたいことがございます。
この度はそれをお伝えしたくブログをしたためた。
確認のため、CF開始直前、キャンプファイヤメッセージにて同じ内容を送信させて頂くが、どうかここでもお目通しの方、お願い致します。
前回不参加で、今回参加を考えている方も、前回との返礼品の違いについて触れているので、どうか一読お願い致します。

前回プロジェクトにてご支援頂いた方へ

前回の「ハルカの国・早期発表プロジェクト」にてご支援頂き、本当ありがとうございました。
ご支援頂いた資金を元に、ハルカの国前三部作を完成させることが叶いました。
特に「決別編」「星霜編」に関しましては皆様からのご支援がなければ今のようなスケールにはとても出来ませんでした。
予定していた何倍にも膨れあがった物語を、納得出来るクオリティにまで持って行けたのは偏に皆様からのご支援の賜でございます。
度重なる発表の延期に愛想を尽かすことなく、どころか励ましのお声さえかけて頂き、各編の完成までを見守って頂けた御恩は忘れません。
だからこそ、完成が遅れ続けていることには忸怩たる思いです。
本当に不甲斐なく思っております。本当に申し訳ありません。
けれど何より、感謝しております。
やりたい表現を、徹底的にこだわり、満足するまでやり抜く。
物を作る人間なら、誰もが憧れる夢のような時間です。そんな夢のような時間を頂けた、この奇跡的な創作期間を過ごせていることに感謝の念が絶えません。
本当にありがとうございました。
完成が遅れ、本当に申し訳ございません。
必ず、良い物をつくり、皆様のお手元にお届け致します。
早期発表の御約束は守れませんでしたが、「良い物をつくる」ことと「完成させる」こと、この二つだけは決して違えません。
どうぞ、もう暫くお付き合い頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。

第2回目のクラウドファンディング。
もしご支援頂けるなら、大変、嬉しいです。とても助かります。
ですが、今回の募集はあくまでクオリティアップのためであり、作品完成の成否をかけたものではありません。
今回のプロジェクトがどういう形で終わったにしても、「ハルカの国」は完成致します。その点はどうかご安心ください。
ですので、くれぐれも、無理なご支援はお控えください。
前回のご支援で十分なものを頂きました。
無理があると、どうしても無理を強いたものから気持ちは離れてしまうものです。
資金のご支援は本当に有り難く助かるのですが、何よりも皆様の「待っているよ」というお気持ちに支えられて創作をしております。
「ハルカの国」の完成を待ってもらえている、楽しみにしてもらえていると思えればこそ、辛い時にも力を振り絞ることが出来ます。
無理な支援を強いて「ハルカの国」から皆様の心が離れてしまうこと、背を向けられることが何より恐ろしいです。
「ハルカの国の完成品を見て欲しい」「力を尽くした物を見届けてもらいたい」という思いを滾らせて創作をしております。
資金が潤沢であることに越したことはありませんが、資金がいくらあっても気持ちが折れてしまえば創作は続けられません。
皆様に待ってもらえている、楽しみにしてもらっていると思えることが、大きな大きな力になっています。
最低限の資金は現段階でも確保しております。
ですのでどうか、無理はなさらないでください。
「ハルカの国」と付き合いが苦しいものにならない範囲で支えて頂ければ幸いです。
どうぞ、よろしくお願い致します。

前回クラウドファンディング返礼品との違いにつてい

第1回目のクラウドファンディングにおける返礼品と、第2回目の返礼品には違いがあります。必ず以下の内容を読んで頂き、前回返礼品との違いにご留意頂いた上でお申し込み下さい。

1、ホオズキアクキーがつかない

前回返礼品に追加されたホオズキアクキーは、今回の返礼品にはつきません。ホオズキアクキーは前回プロジェクトの100%以上達成への返礼として作ることを御約束させて頂いたものですので、今回の返礼品には、大変申し訳ありませんが、ついてきません。ご了承ください。

2、通常版パッケージは初回限定版パッケージとデザインが違う

初回限定パッケージ版とオリジナルサウンドトラック、設定資料集は100組限定の作成を御約束し、お申し込み頂いております。
現在、各コース合わせて63組(高額支援コースの重複分を除く)のお申し込みを頂いておりますので、残り37組ほど初回限定版パッケージと各種限定返礼品が残っております。
この度はこれをまとめて「初回限定版コース 一万円」として扱わせて頂きます。
これが品切れになった場合、通常版パッケージでの返礼品コースを考えておりますが、こちらは初回限定版パッケージとデザインが異なります。(どのような仕様になるかは未定)
デザインの違いは物の価値(原料費)の違いではありません。あくまでデザインの違いになります。
初回限定版コースが品切れた場合、オリジナルサウンドトラックと、設定資料集はその時点で返礼品としては終了します。

3、初回限定版制作数について

限定100組の制作を御約束させて頂いている初回限定版になりますが、高額支援コースと初回限定返礼コースがともに上限に達した場合、申し訳ありません、高額支援コース分ほど100組より多くの初回限定品セットが作られます。
返礼品の限定数を途中で変えられないため、コースをまたいで返礼品を限定する場合、申込数に合わせて調整が出来ないのです。
高額支援コースが三つ申し込まれたから、初回限定返礼コースの募集数を三つ引こう、ということがリアルタイムでは行えません。
そのため、仮に(前回の結果を踏まえると可能性は低いと思われますが)、初回限定返礼コースが募集人数一杯となり、その上で高額支援コースが申し込まれた場合、高額支援コース分ほど100組よりも多くの初回限定版セットが作られます。
申し訳ありませんが、この点、ご了承頂けますよう、お願い致します。

4、デジタルデータ返礼品コースが3000円から5000円に値上げされる

前回は3000円だったデジタルデータ返礼品「ユキカゼの思い出」コースを、3000円から5000円に値上げする予定です。「ハルカの国」の内容が前回募集時に想定したものより二倍近く大きくなってしまい、最終的な一般販売価格も当初予定よりも値上げを検討しております。それに従い、「ユキカゼの思い出」コースも前回の3000円から5000円に値上げする予定です。
前回申し込まれた方と、この度申し込まれた方への返礼品内容は変わりませんが、値段だけ上がってしまいます。
申し訳ありません。
どうぞその点、ご了承の上、お申し込み頂きます様、お願い致します。

5、高額支援コースについて

人数限定の高額支援コースとして、

通常全返礼品(初回限定パッケージ+楽曲アルバム+設定資料衆)+アナログ版画ポストカード 二万円(限定20名)
通常全返礼品+アナログ版画ポストカード+「越冬編」「決別編」「星霜編」記念ディスク 三万円(限定20名)
通常返礼品+アナログ版画ポストカード+「越冬編」「決別編」「星霜編」記念ディスク+記念ディスク収納木製ケース 五万円(限定20名)

をご用意させて頂く予定です。
こちらの高額支援コースにおきましては、支援金額と返礼品内容物との乖離がございます。
通常コースの二倍、三倍、五倍のご支援を頂きますが、返礼品の内容はご支援金額に比例するものではありません。
返礼品の内容充実を目的に高額支援コースをお申し込み頂いた場合、ご支援頂いた金額と返礼品との落差に満足出来ないことがあるかもしれません。

今回の高額支援コースの目的として、「+αのご支援を考えてくださる方への返礼」を目的にご用意させて頂きました。
前回のクラウドファンディングにて、一万円の支援コースに、二万円、三万円、中には五万円ものご支援をしてくださる支援者様がいらっしゃいました。
その方々に何かお返しがしたいと思い、気持ちばかりのものにはなるが何も無いよりはとの思いで作らせて頂きました。
ですので、こちらの高額支援コースはあくまで「+αのご支援」への気持ちとしての返礼になります。
感謝の気持ちをこめ、手刷りのポストカードや、大量生産が難しい木製収納ケースご用意させて頂きましたが、物として価値があるものはございません。
返礼品に二万、三万、五万の価値があると思ってこちらのコースを設けているわけではございません。
「+αのご支援」を頂いた方への、気持ちとしての返礼になります。
どうぞその点、ご了承くださいませ。

前回、+αのご支援を頂いた方には此方の返礼品をつけさせて頂きます。返礼品目的で再度ご支援頂く必要はございませんので、よろしくお願いします。
詳細は個別メッセージにてお送りさせて頂きますので、そちらでご確認ください。

とにかくご無理のない様に

冒頭で紹介した返礼品、全部高額支援コースじゃねぇか、ふざけんな。
と思われたかもしれない。
申し訳ない。
あくまでお気持ちへの返礼と考えておりますので、返礼品目当てで申し込むのはお止しになって。
「+αで支援してやる」という方への、せめてもの返礼でございます。
限定20名と設けているけれど、これは「これだけの人に申し込んで欲しい!」ではなく「仕様上、これ以上作るのは難しい」という人数でございます。
今、プロトタイプを制作中なので、それがあまりに手間だったら募集人数も半分くらいに減らすつもり。
目標としては望んだ方へ、望みのコースが行き渡るようにしたい。
とにかくCFに参加してくれた方が残念を覚えたり、損をした気持ちになる様な企画にはしたくない。限定品と言ったってメジャータイトルのアイテムとは違い、希少性に価値があるわけじゃない。求めて頂いた方に得をさせる事は出来ないけれど、「支援もしてやれたし、返礼品も楽しみに出来る」と思える程度は望めるだろうから、そこを目指したい。

本懐

上記の内容は、現時点ではあくまで仮として頂きたい。
プロトタイプを制作中で、あまりに手間がかかるようだったら仕様を変えるかもしれないし、募集人数もぐっと減らすかもしれない。

良い返礼品をつくり、望む方へ行き渡る様にしたい。
けれど我が輩の本懐は物語制作。
期待されていることも次作「決戦編」のクオリティ向上と早期発表だろう。
ご支援して下さる方も「良い物つくれよ」との思いで支えて下さるのだから、そこを裏切ることは出来ない。

返礼品を良いものにする。
物語創作に支障が出ない様にもする。
このバランスをとってやっていくつもりだ。

ない頭をないなりに悩ませ最善を求めております故、温かい目で見守って頂ければ幸いです。
不慣れのため守れていない約束も多々あり、そこは不甲斐なく思っております。

次回また、詳細を。

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